2025年9月2日

88.9%がメールを受信時に「怪しい」「不審」と感じた経験あり
~なりすましメール対策に関するアンケート調査を実施~

  • GMOブランドセキュリティ株式会社

 GMOインターネットグループの一員であり、なりすまし監視・削除支援(ブランドセキュリティ)サービスを展開するGMOブランドセキュリティ株式会社(代表取締役社長:中川 光昭、以下「GMOブランドセキュリティ」)は、2025年7月24日にGMOリサーチ&AI株式会社を通じて、1,108名を対象になりすましメールに対する意識と対策状況についてアンケートを実施しました。
 その結果、メール受信者の高いセキュリティ意識に反して、メール配信事業者におけるDMARC(なりすましメール対策設定)/BIMI(企業ロゴ付きメール)によるメールセキュリティ施策の普及は十分ではない実態と、その中で「BIMI(企業ロゴ付きメール)」の導入により、受信者がメールの正当性を直感的かつ容易に見分けられることが確認され、導入の明確なメリットが示されました。

【アンケート調査実施の背景】

 巧妙化する迷惑メール対策として、2024年にGoogleがGmail送信ガイドラインを変更したことを機に「DMARC(なりすましメール対策設定)」導入が国内で急増しました。一方で、送信元ロゴで安全性を視覚的に示す新技術「BIMI(企業ロゴ付きメール)」の普及はまだ始まったばかりです。本調査は、こうした導入時期の差や現状の普及状況を踏まえ、メール受信者の意識とメール配信事業者側の対応実態、ならびにBIMI(企業ロゴ付きメール)導入による効果を明らかにすることを目的として実施しました。

【アンケート調査概要】

・アンケート対象:2025年7月24日にインターネットでアンケート調査を実施
・回答者数:1,108名(メール受信者577名とメール配信事業者531名の合計)
・男女比:871名(78.6%)、女性237名(21.4%)
・年代:10~70代(メール受信者577名の内訳)
 10代(6.9%)、20代(15.6%)、30代(16.1%)、40代(16.3%)、50代(15.1%)、60代(14.8%)、70代(15.3%)
・調査方法:インターネットアンケート
・調査主体:GMOリサーチ&AI株式会社

【調査サマリー】

・577名のメール受信者のうち、88.9%が過去に怪しい・不審と感じるメールを受け取っていた。
・怪しい・不審と感じたメールを受信した際に、73.9%がメールを開封せず削除し、高いセキュリティ意識をもっていることが示された。
・また75%が、BIMI(企業ロゴ付きメール)を見て直観的に正当なメールと判断した。
・531名のメール配信事業者のうち、55.6%がDMARC(なりすましメール対策設定)を導入している。
・またBIMI(企業ロゴ付きメール)の導入は19.8%にとどまった。

【アンケート調査結果】

調査1:メール受信者577名のメールを受け取った体験について
 企業やサービスからのメール(メールマガジン、通知メール等)を受信している、または過去に受信していた577名を対象にアンケート調査を実施しました。主な結果は以下の通りです。

【質問1】メールを受信した際に怪しい・不審だと感じた経験はありますか?
 88.9%が「はい」
 11.1%が「いいえ」と回答

【質問2】怪しい、不審に感じたメールを受信した際に、どのような対応をしましたか?
 73.9%が「メールを開封せず削除した」
 20.3%が「メールを開封した」
 5.8%が「何もしていない」と回答

【質問3】怪しい、不審だと感じるメールが多い業界はどれですか?(重複回答あり)
 銀行・クレジットカード会社、宅配業者、ECサイト、通信会社、公的機関、SNSやWebサービスの順に回答数が多かった

【質問4】メールを受信した際、下記、A、Bのどちらが正当なメールだと感じますか?
 75%が「A」
 25%が「B」と回答

【質問5】メールを開封後、青いチェックマーク、またそれをクリックすると下記のようなメッセージが表示されます。 正当なメールと判断する際に役立つと思いますか?
 84.4%が「はい」
 15.6%が「いいえ」と回答

調査2:メール配信事業者531名のメールセキュリティ対策状況について
 セキュリティ、システム、ネットワーク管理、マーケティング等の業務で、メール配信に関わっている531名を対象に、BIMI導入に必須となるDMARC設定状況などについて、アンケート調査を実施しました。主な結果は以下の通りです。


【質問6】貴社では、DMARC を導入していますか?
 55.6%が「いいえ」
 30.1%が「はい」
 14.3%が「わからない」と回答

【質問7】DMARCポリシーはどのレベルで設定されていますか?
 43.8%が「quarantine(隔離)」
 43.1%が「none (監視のみ)」
 8.8%が「reject(拒否)」と回答

【質問8】貴社では、メールに企業ロゴを表示するBIMIを導入していますか?
 45.4%が「いいえ」
 19.8%が「はい」
 15.6%が「検討中」
 12.6%が「BIMIを知らない」
 6.6%が「導入しているかわからない」と回答

【アンケート調査結果の無償ダウンロード】

 他にも多くの項目についてアンケート調査を実施しています。詳しい内容をご覧になりたい方は、以下のページ「資料ダウンロード」から結果資料をダウンロードしてください。
https://brandsecurity.gmo/security/service/bimi_vmc/

【GMOブランドセキュリティについて】 (URL: https://brandsecurity.gmo

 GMO ブランドセキュリティは、”すべてのブランドにセキュリティを”というスローガンのもと、ブランド侵害リスクに対して、インターネットを中心に監視サービスや権利行使のサポートを提供しています。また、権利行使の前提となる商標やドメインネームの取得支援や管理サービスも提供しており、ワンストップでブランドを安心・安全な状態に導きます。
 GMOブランドセキュリティの提供するサービスは、国内を代表するグローバル企業をはじめ、 2025年8月時点で約2,000社にご利用いただいています。

  • 【サービスに関するお問い合わせ先】

    ● GMOブランドセキュリティ株式会社 
     営業・マーケティング事業本部 マーケティング部 藤田
     TEL:03-5784-1069
     E-mail:mrk@brandsecurity.gmo

  • 【報道関係お問い合わせ先】

    ●GMOインターネットグループ株式会社 
     グループ広報部PRチーム 田部井
     TEL:03-5456-2695
     お問い合わせ:https://group.gmo/contact/press-inquiries/

会社情報

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    所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号セルリアンタワー
    代表者 代表取締役社長 中川 光昭
    事業内容 ■企業ブランドの構築支援コンサルティング
    ■ドメイン登録・更新・管理適正化
    ■ドメインネーム権利者・使用実態調査及びリスク対策
    ■商標登録支援等ブランド保護
    ■商標権利者・使用実態調査及びリスク対策
    ■模倣品・模倣サイト監視等リスク対策
    ■ブランドTLD登録・活用支援
    資本金 1億円
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