



本プロジェクトは、生成AI技術を活用した革新的な老化細胞特定システムの開発を通じて、
創薬分野における新たな可能性を切り拓きます。
2025年7月23日
GMOインターネットグループは、2023年に東京大学医科学研究所(中西 真教授)と開設した共同研究室において、老化細胞を標的とする新しい治療戦略につながる成果を発表しました。シングルセル解析(細胞一つひとつの遺伝子発現を調べる最新技術)を用いた実験により、GLS1阻害剤が加齢に伴う慢性炎症を抑える可能性があることを明らかにしました。
加齢に伴う慢性炎症は、がん、認知症、腎機能障害など多くの病気の要因になることが知られています。今回の研究では、GLS1阻害剤を高齢マウスに投与し、肺や腎臓の細胞を解析しました。その結果、炎症に関わる肺の線維芽細胞や腎臓の尿細管細胞における老化細胞が選択的に減少し、炎症の抑制や免疫環境の改善につながる可能性が示されました。
この成果により、GLS1阻害剤が健康寿命の延伸や加齢関連疾患の新しい治療法の開発につながる可能性が、マウス生体内の細胞レベルで初めて確認されました。
今後、GMOインターネットグループはAI解析技術と研究支援の知見を活かし、大学や製薬企業との共同研究をさらに推進し、加齢関連疾患の理解と創薬研究の発展に貢献してまいります。
この成果は、2025年7月23日に学術プレプリントサーバー bioRxiv に公開され、現在、査読付き論文として投稿中です。
産学連携による多様な専門性を持つメンバーが参画しています
東京大学医科学研究所
癌防御シグナル分野
教授
東京大学医科学研究所
生成AI活用加齢医学社会連携研究部門
特任准教授
東京大学医科学研究所
生成AI活用加齢医学社会連携研究部門
共同研究員
GMOインターネットグループ株式会社
代表取締役グループ代表
東京大学医科学研究所
生成AI活用加齢医学社会連携研究部門
協力研究者
GMOインターネットグループ株式会社
グループ専務執行役員
東京大学医科学研究所
生成AI活用加齢医学社会連携研究部門
協力研究者
GMO学術サポート&テクノロジー株式会社
代表取締役
東京大学医科学研究所
生成AI活用加齢医学社会連携研究部門
協力研究者
GMOインターネットグループ株式会社
グループ研究開発本部AI研究開発室 室長
東京大学医科学研究所
生成AI活用加齢医学社会連携研究部門
協力研究者
GMO学術サポート&テクノロジー株式会社
顧問