本プロジェクトは、生成AI技術を活用した革新的な老化細胞特定システムの開発を通じて、
創薬分野における新たな可能性を切り拓きます。
2026年1月25日
Graphical abstract adapted from: Koji Nishikawa et al., "p16Ink4a-Positive Hepatocytes Drive Liver Fibrosis Through Activation of LIFR Family Pathway," Advanced Science, first published 25 January 2026, https://doi.org/10.1002/advs.202510562. Licensed under CC BY 4.0. Changes were made (cropped/enlarged for web display).
東京大学医科学研究所とGMOインターネットグループの共同研究成果が論文として国際学術誌「Advanced Science」に採択されました。
論文名:p16Ink4a-positive hepatocytes drive liver fibrosis through activation LIFR family pathway
加齢に伴う臓器の線維化は、肝臓をはじめ複数の臓器で観察され、慢性肝障害や肝硬変の進行と深く関わっています。しかし、「加齢が線維化を進行させる分子機構」は十分に解明されていませんでした。今回の研究では、加齢や肝障害モデルにおいて老化肝細胞が周囲に分泌する物質が線維化と強く相関することを明らかにし、モデルマウスにおいて老化肝細胞を選択的に除去することで肝線維化が改善することを実証しました。
また、生成AIを活用し、マウスで特定された老化肝細胞の特徴と高い類似性をもつ細胞がヒト肝硬変患者の肝細胞にも存在することが示唆され、肝線維症の新しい治療法の可能性が期待されています。
GMOインターネットグループは、AI技術やデータサイエンスを生命科学分野に応用し、産学連携の共同研究によって、健康寿命延伸に寄与する研究・創薬支援に貢献してまいります。
この成果は、2026年1月25日にWILEY ADVANCEDで公開中です。プレスリリースはこちら。
2025年7月23日
GMOインターネットグループは、2023年に東京大学医科学研究所(中西 真教授)と開設した共同研究室において、老化細胞を標的とする新しい治療戦略につながる成果を発表しました。シングルセル解析(細胞一つひとつの遺伝子発現を調べる最新技術)を用いた実験により、GLS1阻害剤が加齢に伴う慢性炎症を抑える可能性があることを明らかにしました。
加齢に伴う慢性炎症は、がん、認知症、腎機能障害など多くの病気の要因になることが知られています。今回の研究では、GLS1阻害剤を高齢マウスに投与し、肺や腎臓の細胞を解析しました。その結果、炎症に関わる肺の線維芽細胞や腎臓の尿細管細胞における老化細胞が選択的に減少し、炎症の抑制や免疫環境の改善につながる可能性が示されました。
この成果により、GLS1阻害剤が健康寿命の延伸や加齢関連疾患の新しい治療法の開発につながる可能性が、マウス生体内の細胞レベルで初めて確認されました。
今後、GMOインターネットグループはAI解析技術と研究支援の知見を活かし、大学や製薬企業との共同研究をさらに推進し、加齢関連疾患の理解と創薬研究の発展に貢献してまいります。
この成果は、2025年7月23日に学術プレプリントサーバー bioRxiv に公開され、現在、査読付き論文として投稿中です。
実績欄掲載の中西先生研究内容(2022年12月 NHK「サイカル研究所」 )を弊社代表 熊谷が確認。「研究に協力、推進し、人類の笑顔と幸福を増やしたい」という強い想いを抱く
同学会終了後に、GMOインターネットグループ株式会社の事業内容や、AIへの取り組みを中西教授にご紹介
中西教授よりご提案をいただき、共同研究をスタートすることを合意
Graphical abstract adapted from: Koji Nishikawa et al., "p16Ink4a-Positive Hepatocytes Drive Liver Fibrosis Through Activation of LIFR Family Pathway," Advanced Science, first published 25 January 2026, https://doi.org/10.1002/advs.202510562. Licensed under CC BY 4.0. Changes were made (cropped/enlarged for web display).
産学連携による多様な専門性を持つメンバーが参画しています
東京大学医科学研究所
癌防御シグナル分野
教授
東京大学医科学研究所
生成AI活用加齢医学社会連携研究部門
特任准教授
共同研究員
GMOインターネットグループ株式会社
代表取締役グループ代表
研究協力者
GMOインターネットグループ株式会社
グループ専務執行役員
研究協力者
GMO学術サポート&テクノロジー株式会社
代表取締役
研究協力者
GMOインターネットグループ株式会社
グループ研究開発本部AI研究開発室 室長
研究協力者
GMO学術サポート&テクノロジー株式会社
顧問